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サマリア

たしか
藤野とモーターサイクルダイアリーズを見に行ったとき(懐かしい)
予告でみた映画。
観ようとおもっていたのに、こんなに遅れてしまった。


ユジンと友達は旅行の資金稼ぎのため、援助交際をしている。
ユジンは専ら、外で警察の摘発の見張り役。
ある日ユジンが見張りを怠ったため、友達は命を落とす。
やがてユジンは、彼女のやり方で友達への罪滅ぼしをはじめる
でもそれは彼女の父を大きく傷つけていく


あらすじを書いてはみたものの
この作品にはそれに収まらない
人物同士の思惑、事情、感情が絡みあってできたものだ。
揺れる感情、それを描き出せる類まれな監督でしょう。
どんな人物も豊かで、どんな人も自分みたいに感じる。

とにかく、ユジンのやる罪滅ぼしは痛々しく、鬼気迫る。
でも罪滅ぼしは彼女にとっては「治療」でもある。
治療を通してユジンは友達と一体化していく、怖いくらいに

それからユジンの父親がまずすばらしい俳優。
警察という良心の仕事人であった彼は事実を受け入れながらも
どうしても娘には近寄れない。
愛しすぎたゆえ。


そう、いかに屈折しようと、倫理に反しようと
根底にあるのは愛
だからこそ、ユジンは自分を殺してでも
明確な愛でもって殺す。
だからこそ、父親はユジンへの愛情を通す
それは予言を越える。

ラストには、どうかどうかユジンの心が平安であるようにと
祈ってしまうような、鮮烈で濃厚な余韻が残る作品。
うーん、近年ベストかも。
韓国はなかなか面白いものが多い。
「殺人の追憶」、「オールド・ボーイ」
これでもかって程濃く、グロテスクな作品。
キムギドクの新作「弓」が公開中です。
誰か、ぜひ見に行きましょうよ。



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【2006/09/19 00:57】 | Journalとか | トラックバック(0) | コメント(0)

Never Let Me Go

「わたしを離さないで」を読む

イギリスの全寮制学校が舞台
子どもらしい諍いと喜びに満ちた日常生活
でもそこにある違和感
それは増大し やがてある事実にたどり着く

潜んだ「事実」は完全にSFの域の、奇抜なもので
確かにそれが明らかになる過程には息を呑む
だけどそれを知って読むか読まないかはそれほど問題じゃない
(実際ブッカー賞候補時の書評では秘密の内容は明記されてた)


登場人物は信じられないほどの静けさで、絶大な使命を受け入れる。
お互いを深く見つめあい、慈しみあう。
造られた生活からも、拠り所と安らぎをきちんと見つける。大人になる。
それがもう胸にせまるのです、ぎりぎりとね。

エゴを、自己顕示欲を、むきだしの興味を、やがて乗り越え
人は、人のために生きられることを証明してみせる。

細部までゆきとどき、抑えられ、翻訳もとても美しい
特にラストは見事で、放心状態になる。

世の中にはちゃんと、感情をかき乱して然るべき本とそうでない本がある。
この本で味わう悲しさや、少しの幸福はきちんと血や肉になる。
私はキャシーや、トミーや、ルースのこころを生きることができる。
ロスト・コーナーにながれつく思いをひろいながら。


作者はカズオ・イシグロ
日本人ですがイギリスに帰化し、作品も英語で発表しています
実は「日の名残り」でブッカー賞も獲っている。

読みたい人、まじで貸します
【2006/09/05 23:20】 | Journalとか | トラックバック(0) | コメント(0)

えたーなりー

やっと、エターナル・サンシャインをみる。

脚本のチャーリー・カウフマンはつくづく非凡だなと思う
常識離れしたアイデアと展開は、すごすぎて笑えてしまう
ただ今回は過去の作品と比べてテーマがずっとシンプル
それから話をややこしくする奇人が今回はほぼ、いない
結果として、筋の通ったラブストーリーとなっている

監督はヒューマン・ネイチュアのミシェル・ゴンドリー
ビョークに見初められ、超大御所アーティストのPVを担当してきた
人。

ところで私はビョークのhyper balladが大好き。
曲はもちろん、PVがまたいい。
彼女の作品の中で最も印象に残っているもののひとつ。
Joga、Bacheloretteも大好き。これらは彼が手がけたものでした。

この監督の撮るものには確固たるファンタジーがある。
それから、色とリズムがある。
脚本がすばらしいことは言うまでもない。
テーマと秘密をどう漏らしていくか。
特に引用とセリフの作り方
それで、幸せすぎて泣けるのだ。
でも映画化されてこその脚本だったと思わせる
監督にオマージュをささげたいと思う。

(俳優も演技のうまい人が揃っていてよかった。
ただ、ここまで完璧なのに衣装はどうしてあんなにだめなんだろう。
ケイト・ウィンスレットはつくづく奇抜な色が似合わないし
奇抜にしても綺麗にみえる髪型と染め方にしてほしい。
彼女はどうがんばってもあの奇抜な色が似合わない。)



記憶によって、人は作られる。
どういう種類のものも、過去に巡ったルートを確認することで
自分がある。
でもそれがなくなるとき、それはどんなだろう。
【2006/09/02 22:16】 | Journalとか | トラックバック(0) | コメント(0)

mri:

It's been a long time

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