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lost highway

なんだ、あの、リンチの怖さ、頭の裏側に鳥肌がたつ。
もう見てからずっと、we've met before,haven't we?っていう、あの老人の、
画鋲で貼り付けられたみたいな笑顔と
(しまった、内容忘れてるんじゃなくて、これが怖すぎて挫折したんだった、
と気づいた時にはもう遅い)
時がスローになって、わっと止まる感触。ざらざら残る。
ほんとにどうしよう、ある日あの人が現れてwe've met beforeって言い出したら。
夜は2度目がさめた。
1度目にはその老人が私の上に乗り、2度目は首を絞めてきた。
ベイビードーンが降ってきた時のマークレントンくらい声をあげた。
ふむ。
たとえば、ロストハイウェイは、どっかの世界のゲートウェイで、
本当の意味は私を殺そうとすることなのかもしれない。
何時に何番目だっけ?の、合わせ鏡から悪魔がぴょんぴょんとやってくるように。
朝、そう思った。

でも、怖いものを苦手とする人間が、こうまでして見る理由も、もちろんある。
底知れぬ入子構造と、つながりと、言葉の力があるからやっぱり見るわけで
ついでに内省をうながし、しまいには登場人物や、自分のために祈りたくなる。
エンドロールの瞬間、ああ終えてくれてありがとうという気持ちで一杯になる、
類まれな監督なのです。
エレファントマン、マルホランドドライブはゲートウェイ・リンチとして推奨。
狂いたい人にはワイルドアットハートを、
狂いたいけど救いもほしくて、持久力のある人にはインランドエンパイアを薦めたい。
そして現実を疑う人にはロストハイウェイを。

そもそも、よりによって休日の夜中にロストハイウェイを見ようなどと思ったのは1Q84のせい。
なんかもう、ものすごくデビッド・リンチだった。
特にロスト・ハイウェイなんて、まんまでしょう?
村上春樹ノーベル賞取りにいってるな。
bookいくつまでつづけるのか分からないけど、
がんばって書き上げてほしい。健康をお祈りしてます。
1Q84については、またいつか。
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【2009/06/22 00:47】 | Journalとか | トラックバック(0) | コメント(0)

電車をおりて

いいたいことを言わないのは関係ではないはずだ。
データにおわれ、完璧な説明におわれ、
時間をむだにしないよう注力する。
人が退屈しないようにし、神経をさかなでしないようにし、
タバコのにおいが服につかないようにする。
嫌な顔もしないし下手にも出る。あつかましくもする。なつく。
だから、はっきりと、飽き飽きだという意思表示をうければ
それにはそれで動揺する。
あなたはとてもとても似ている。
とてもとても似ているので、毎日恐ろしい。
けれど毎日ひやひやしたくなる。
昼間のひとりあるきを、片肘ついてパソコンの画面でもながめるようにして、見ている。
夜になる頃、おかえりといい、ただいまといい、
なだめすかして一緒にうちへ帰る。
ことたりて、必要ない。
必要なはずだと疑うものの、結局は同じところに帰ってくる。
もう大丈夫だ、誰とも話さなくてよい。
それではじめて腰かける。

【2009/06/02 01:42】 | Journalとか | トラックバック(0) | コメント(0)

要素

切りさく痛みはなかった。ふと手をやり、小さく穴があいていることに気づいたのだ。
傷ではない。皮膚のふちどりのされた穴。少しずつずつたどりながら、
中にある棘を探した。無機質ななにかが見えた。同時に、穴から炭酸を含んで
青く膿がでて、体外で次々に固まった。ひからびたスポンジに似ている。
指には液体の残像が青く残る。
水分を失った固形物は、指で触るとばらばらとほどけるように散った。
穴に視点が動く。膿がたまっていた部分の、余った皮膚が息をついてしぼむ。
その先に、なにか分からない、でも大きなものが出てくる予感がする。
動きを止められず、異物にとりかかる。先端が穴のほうへたぐりよせられ、姿を見せる。
血もでない。痛みもあるはずなのにない。
何かがおかしいとわたしの常識が言う。でも何がおかしいのか。
おかしいということは、ここで引き返すべきということなのか。
それでも、後にはひけないことを悟れば、あとはもう貪るだけだ。
力をゆるめない。手を離さない。
するすると、完璧に透明なものが見える。視覚の驚きがあるが、なすすべもない。
ただ無抵抗に凝視する。先端を斜めに切り落とされた、ペンほどの長さの物体が出てくる。
甘皮押しだ、と思う。そんなものを熱心に使うことはないというのに。
何の分泌物も構成要素もまとわず、くぐりぬけたものを一切感じさせない、
しがらみのない物体を手に、見上げると、「出てきた?」と上司が言う。
悲鳴はいつも声にならない。


【2009/06/01 01:14】 | Journalとか | トラックバック(0) | コメント(0)

mri:

It's been a long time

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