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dlr


そもそもリリィ・シュシュってなんだ。
怪しい記号からもオカルト臭が漂う。
ホラーだけは避けたい、と最低限の期待と共に見たけど
痛かった。一応思春期まっさかりだったから。

作品そのもので泣くことは滅多にないけども
何かを投影してしまったり、記憶の蓋をあけると危ない。
クローサーみてぼろっぼろに映画館で泣いて同行者を心底引かせたこともあります。
そらそうだ、1年後みたらどこに共感したかすら分からなかった。

リリィシュシュも、そんな訳で終始ぐずりかじりついてみた。
いじめやら自殺やら援交やらごてごてのどろどろが
これでもか、と盛られていますが、
岩井俊二の強烈なロリコンによってギリギリの品が保たれています。

とかくこのリリィは重くだるくそして長いんだけども、
それでも魅せるのは役者が生き生きしているから。
いや、死相がいきいきというか。
「リリィシュシュだけがリアルで、目の前の痛みはリアルにならない」
というのはいささか強引だけども
何かに救いを求めようと逃避するそれぞれは必死で魅せます。
子供のこういう表情を撮る岩井さんはなかなかやり手で、
いつだか彼が言ってたのは
「子供を撮るのは動物を撮るのと似ている」
とはいえ。中学生じゃあひるぴこぴこしたってだめだしね。
気長なんでしょうね。

リリィが陰なら花とアリスは陽。
そもそもはキットカットとタイアップで作られた短編で
あのスマートさからすると、映画は余計なものだらけでにぶい。
それでも花、アリス、女の子が可憐。
こういう映画撮ってもらえたのは幸せだと思う。
おかげで大人の演技が凡愚にみえ、花とアリスはいつまでも花とアリスに見える。

岩井さんはガーリー本当に好きなんだなと感心する一方
さすがに手に負えなくなりすぎで、食傷気味になる。
アリスに文字通り食われる花には心から同情できる。
あくまで私は花の肩をもってやりたい、そして伊藤歩が好き。



結末は、少女世界に対するひとつの回答に見えます。
リリーフランキーらへんが納得いかないっていってたけど
私はこれでこそ、だとおもいます。
そして5年後はお互い何やってるかも知らない、そんなね。

正確には、岩井俊二の世界はロリコンともちょっと違う。
子供が大人になることへの興味、思春期フェティシズムか。
ノスタルジーか。
彼が思春期や子供に執着し、それを表現の元としているのはなぜか。
映画なんてどれもナルシズムの塊だけども、特にそれが強烈で
花もアリスも可憐だけど、人工物の香りがします。
それは子供を撮ることが常に支配的で、
彼女らの経験するものが一過性の、執着や感情だから。
いかにニセモノっぽいか。これこそアイドル性のすべて?

リリィシュシュがはまったひとには、サマリアを勧めたい。
勧める必要もない名作で、誰が見ても面白いけど。
でもリリィが好きという人には間違いない。

いきなりこんなことを書いたのは、
リリィと花とアリスが早稲田松竹でやっているから。
軽快とは程遠いふたつなので、体調のいい日に、
ひとりでいくことを勧めます、
終わった後人と話したくなくなるタイプの映画なので。
自称大人になった私はどう思うか、楽しみ。

【2007/07/19 22:06】 | Journalとか | トラックバック(0) | コメント(0)
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